熱戦が続いた3・15『HEIWA DREAM.1』だが、553日ぶりに日本のリングに復帰したミルコ・クロコップは、かませ犬として登場した水野竜也選手を1ラウンド56秒で秒殺した。試合後ミルコは「打撃で来るとは思わなかった。寝技で来ると思っていたので驚いた。もう少し試合感覚を楽しみたかった」と、まるで試合前のような疲労感のないさわやかさで振り返った。翌日の16日、笹原圭一イベントプロデューサーは、年末にヒョードルとヘビー級のベルトをかけて戦わせたい意向を明らかにした。

DREAMに限らず、格闘技イベントはいつも人工的にヒーローを作ろうとする。曙が負け続けた時には引退している角田を引っ張り出したし、韓国大会では、チェ・ホンマンに地元で優勝させるのを目的とするかのようにマッチメークを組んでいた。そして今回のミルコ戦では無名の新人水野竜也。こうする事で一時的には興行を成功させることが出来るのだろう。しかし、こんな安易な事を続けていれば、内容を重視する本当の格闘技ファンは少しずつ離れていくと思う。

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